「2013台湾ナノテクノロジー見本市」が2日、台北市の台北世界貿易センター（TWTC）展示ホール1で開幕した。国家ナノテクノロジー産学連携計画推進室によると、国家ナノテクノロジー計画の第2期の取り組みのもと、これまで1,500件近くのナノテクノロジー関連特許を取得し、台湾の同分野の特許の数は世界で4番目となっている。
国家ナノテクノロジー計画は2003年に始動、2009年からは第2期に入り、すでに5年目となっている。第2期計画の推進により、これまで予算146億台湾元（約485億日本円）を投入、国際的な学術誌に論文6,100本余りが発表され、取得した関連特許は1,500件近くと、世界4番目の多さに達した。
国家ナノテクノロジー産学連携計画推進室が主催する「2013台湾国際ナノウィーク」の一環として行われる「台湾ナノテクノロジー見本市」は、ナノテク産業界の年最大の行事として2日から4日までTWTCで開催。国内最大のナノテク産業見本市であり、11回目を迎えた今回は、テーマ館「ナノテクのイノベーション技術と新製品」を設け、ナノテクエレクトロニクスとオプトエレクトロニクス、ナノ材料と伝統産業、機器設備、エネルギーと環境、バイオテクノロジー農業への応用、ナノテク最先端研究、ナノテク研究および人材育成といったテーマをめぐるさまざまなテクノロジーの応用を展示しながら、ナノテクを通じて技術の高度化を進める企業の取り組みを紹介する。
このほか、4日午前には国際協力プロモーションイベントを開催。欧州連合（EU）、韓国、オーストラリアなどのナノテク関連組織が参加し、ナノテク分野における各国との交流を図る。