台湾は過去2年にわたり、欧州連合(EU)の輸入集積回路(IC)市場でシェア2位となっている。EU統計局(ユーロスタット)のデータによれば、台湾からのIC輸入額は今(2013)年上半期、前年同期比2.3%減の9億ユーロ(約1,193億日本円)だった。シェアは13.5%で、東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国(主にシンガポールとマレーシア)の41.2%に次ぐものだった。
EUの台湾からの輸入額は今年上半期、前年同期比10.0%減の106億4,000万ユーロ(約1兆4,103億日本円)で、EUにとって18番目(1.3%)の輸入先だった。国際的な貿易分類、HSコードの先頭4桁をみると、2012年にEUが台湾から輸入した商品は多い順に、携帯電話(8517)、集積回路(8542)、コンピュータ及び周辺機器(8471)で、3品目合わせてEUが台湾から輸入する商品の2割以上を占めた。
なお、今年上半期のEUの台湾からの携帯電話輸入額は前年同期比で29.8%減少し、シェアは4.0%で5位から6位に後退した。コンピュータ及び周辺機器の輸入額は同15.2%減少しシェアは2.2%、順位は変わらず4位だった。