行政院大陸委員会の王郁琦主任委員(左)は6日、中国大陸の「国務院台湾事務弁公室」の張志軍「主任」(右)と対面、互いを公式な肩書きで呼び合った。(中央社)
行政院大陸委員会(陸委会)は6日、陸委会の王郁琦主任委員(大臣に相当)は6日に行われた、蕭萬長前副総統と中国大陸の指導者、習近平氏の会談の後で、中国大陸の「国務院台湾事務弁公室」(国台弁)の張志軍「主任」と会場の外で言葉を交わしたと明らかにした。
陸委会では、双方は相手を公式な肩書きで呼び合っており、これは台湾海峡両岸当局による、「現実と向き合い、互いを否定しない」ことの具体的な実践だと説明。また、双方の「政府」間交流正常化のスタートであり、今後の、陸委会と「国台弁」による交流の常態化に重要な意義を持つと指摘した。
陸委会によると、会話の中で、王主任委員は張志軍氏から、適切な時期に中国大陸を訪問するよう要請を受けたという。