2024/12/27

Taiwan Today

経済

「漏水率低減計画」、5.30%低減で生活用水152万人分節減

2013/10/08
水道事業の台湾自来水公司は、今後10年間をかけ、「漏水率低減計画」に取り組む。図は台北自来事業処管轄区の漏水率の推移。(台北自来水事業処)

水道事業の台湾自来水公司(会社)は、今後10年で795億9,600万台湾元(約2,622億日本円)をかけ、「漏水率低減計画」に取り組む。計画では漏水率を5.30%低減することにより、漏水量を1日当たり45万7,400立方メートル抑える。これは石門ダム(北部・桃園県龍潭郷)の1日当たり給水量の約半分で、152万人分の生活用水に相当する量。

漏水率低減計画は、世界的に採用されている「水圧管理」、「漏水修理の速度と質の向上」、「積極的な漏水予防」、「水道管と資産の管理」といった4つの戦略に基づいて立てられている。同計画では4,300区画の水道管網を構築し、一定の割合の区画で漏水率を低減する長期サービス契約の形式を採り、実際の漏水低減や保守などの作業を民間事業者が行う。

台湾自来水公司は同計画で老朽化した水道管6,000キロメートル分を交換し、区画ごとに水道管網を整備する。また地理情報システム(GIS)の構築、漏水点検作業、漏水修理作業、技術サービスへの民間参入拡大などに取り組む。

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