馬英九総統は15日、政府のエネルギー政策はエネルギー源の多様化と自主性を目標に、最適なエネルギーの組み合わせを追求する「エネルギー・ベスト・ミックス（Optimal Energy Mix）」に取り組むと述べた。
同日、経済紙「経済日報」が主催する「2013再生エネルギー発展ビジョンフォーラム」に出席した馬総統は、いわゆる「エネルギー・ベスト・ミックス」のスタンダードとは、エネルギーの発電効率とコスト、二酸化炭素（CO2）排出量の多寡といった要素を総合的に考慮し、エネルギー源の多様化と自主性という目標の達成を目指すものであると説明した。また、「多様化」の目的は「リスク分散」であり、「自主性」とはエネルギー源を他国に依存することのないよう努めることだと述べた。
馬総統はさらに、再生エネルギーは予見できる未来において、核エネルギーを代替することはできないものの、核エネルギーおよびその他のエネルギーへの依存を相対的に抑制することができるため、政府はこれを放棄することなく、全力で発展に取り組むべきとの考えを示した。