行政院農業委員会林務局と台北市政府、国立台湾師範大学が共同主催する「2013年アジア蝶多様性研究及び保護国際シンポジウム」が18日と19日に台北市立動物園新光特展館国際会議ホールで行われている。この会議はアジアにおいて初めて、世界の蝶の保護と研究について専門的に話し合うシンポジウム。
同シンポジウムはアジアにおける蝶の多様性保護と研究をテーマにしており、アジア太平洋地域における蝶の多様性保護に向けての国際的なネットワークを構築し、蝶の多様性保護での国際協力を目指す。シンポジウムにはアメリカ、日本、ロシアなど7ヶ国から約250人の専門家、学者、民間団体、政府関係者が参加している。
林務局によると、台湾には「蝶の王国」という美しい別名があることから、蝶をテーマにした展覧会をこれまで海外で何度も開催、これらの展覧会は海外の人たちから絶賛されている。また、台湾における蝶の研究と保護は世界の注目を浴びており、近年、海外で賞を受けることも多い。しかし、蝶の保護をテーマにした、大規模なシンポジウムが台湾で行われたことはこれまで無かった。今回のシンポジウムがプラットフォームとなり、蝶の保護に携わる人々の交流が促進されることが期待される。