交通部台湾鉄路管理局(台湾鉄道)の平渓線と日本の江ノ島電鉄株式会社(江ノ電)は今年5月1日より来年3月31日まで、観光客誘致の共同プロモーション活動を実施、山の鉄道(平渓線)と海の鉄道(江ノ電)のそれぞれの特色を結びつけている。それぞれの一日周遊券を無償で引き換えられるようにしたことが、双方の旅行者をこの二つの鉄道沿線の景勝地に引き付けている。最近では、台湾鉄道の瑞芳駅及び台北駅1階ロビーに、「平渓線と江ノ電による合同観光プロモーション」展示ブースも設置した。
台湾と日本の双方の統計によると、9月末までに一日周遊券を台湾もしくは日本で引き換えた人は1500人近く。また、今年5月から8月までの平渓線の一日周遊券販売枚数は前年同期比で16.45%増えた。平渓線と江ノ電の提携が、双方の観光情報の相互発信に大きく寄与したばかりでなく、台湾と日本の鉄道のさらなる協力により大きな可能性を生み出し、国内外の旅行者によって鉄道沿線にもたらされる観光効果を拡大できることが示された。