江宜樺行政院長(首相)は27日、離島の金門県に属する大胆島と二胆島は軍事と政治の面で重要な意義を有するとし、これら二つの島では適量の兵力を保つことで、必要な防衛力を維持する考えを示した。金門県政府は、これら二つの島への観光旅行を2015年9月1日から限定的に開放することを計画、2017年には全面的な開放の可能性を検討することにしている。
江行政院長は、大胆島と二胆島に維持する兵力は観光客のためのものではないと強調すると共に、これら二つの島を観光客に開放する計画を進める過程では、国民に戦地文化を理解させる教育的効果と、軍事的任務が妨害されず、円滑に執行できる環境を考慮する必要があると指摘した。江行政院長はそして、来年6月30日までに大胆島と二胆島の管轄権を金門県政府に移転し、将来の対外的な開放が無事実現することに期待した。