国家衛生研究院がん研究所のすい臓がん研究チームは、国立成功大学付属病院の医療チームと協力し、ヒトのすい臓がんに存在する6つの遺伝子を指標分子とできることを発見した。この指標分子は、がん幹細胞の活性を示すとともに、極めて正確に手術治療の予後を予測することができ、的中率は95%にも達する。この画期的な研究結果は11月にも世界最先端の学術誌Gastroenterologyに掲載される。また、米国ですでに仮特許(Provisional Patent)出願を行っている。
すい臓がんはがんの中で最も予後の悪いものの一つで、台湾ではがんによる死因の8位となっている。患者のうち早期発見で手術治療を行えるのは5分の1にとどまる上、手術治療をしても再発により5年内に亡くなる患者が80%に達する。