2024/12/26

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政治

中華民国、P-3C哨戒機1号機の引き渡し受ける

2013/11/01
馬英九総統は、中国大陸の対台湾軍事戦略は変わっていないとして、国防を怠らないよう求めた。後ろがP-3C哨戒機。(中央社)

中華民国(台湾)がアメリカから購入したP-3C哨戒機の1号機が9月末に台湾に到着、台湾南部にある空軍屏東基地で10月31日に受領式典が行われた。

中華民国はこのほどアメリカから同機を12機購入、最初の1機はアメリカ東部のマイアミから9月25日に空軍屏東基地に到着した。

馬英九総統は受領式典で、過去5年来、台湾と中国大陸との関係は改善されたとはいえ、中国大陸の台湾に対する軍事戦略は一切変わっていないため、台湾は防衛を怠ってはならず、十分な備えが必要だと強調した。

馬総統はさらに、アメリカ政府が「台湾関係法」に基づき、台湾に対する武器売却案を通過させていることは、アメリカが1982年の「8.17コミュニケ」(アメリカと中国大陸が1982年8月17日に発表した共同声明)の後で台湾に対して行った「六つの保証」を重ねて示すものだと述べた。「六つの保証」には、「(台湾への)武器売却に期限を設けない」、「(台湾への武器売却について)事前に中国大陸側と話し合わない」などが含まれる。

国防部(日本の防衛省に相当)の計画によると、P-3C哨戒機の1号機は整備人員の訓練に使用。しばらくの間、空軍は引き続きS-2T型機に空からのアンチ潜水艦任務を執行させると同時にP-3C型機への更新訓練を進め、来年から再来年にはP-3C型機の初期作戦能力(IOC)を徐々に整え、2016年には完全作戦能力(FOC)を備えられるようにする。

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