中華民国(台湾)における欧州企業の団体、欧州在台商務協会(欧州商会:European Chamber of Commerce Taiwan )は7日、「2014年版・建議書」を発表した。欧州商会はこの中で、台湾は今まさに内外の課題と競争に直面していると指摘、ビジネスに有利な環境づくりに積極的に取り組み、国際的な基準と慣例を取り入れることで、市場の自由な発展へのマイナスの影響を避けるよう訴えた。
同会ではまた、中国大陸商品の輸入開放は台湾の貿易拡大に有利であること、台湾・EU(欧州連合)貿易協定締結で双方の経済貿易関係を促進すべきであること、経済成長と環境保護のバランスの取れた発展を維持しながら、将来を見据えた総合的エネルギー政策を策定する必要があることを指摘した。
同会はさらに、中華民国政府に対し、より公正な法規・制度を作り、革新的で進歩的な政策を採ることで台湾を新たな経済成長の段階に導くよう呼びかけた。
欧州商会はまた、国際的な競争力ランキングにおける中華民国の近年の成績を評価、台湾は優れた技術人材、整った交通と通信インフラ、進歩し続ける生活環境の品質などが揃った、ビジネスに適した場所であるとの見方を示した。