工業技術研究院(工研院)産業経済趨勢研究センター(IEK)のシステムICおよび製造プロセス研究部は12日、台湾IC産業の生産額が2014(来)年にも2兆台湾元(約6兆7,124億日本円)を突破するとの予測を発表した。予測値は2013(今)年から10.2%増の2兆720億台湾元(約6兆9,605億日本円)。うち、IC設計は同8.5%増の5,142億台湾元(約1兆7,277億日本円)となり、引き続き過去最高を更新する見通しだ。
IEKが執行する経済部(日本の経済産業省に相当)の産業技術知識サービス計画(ITIS)による調査結果では、今年の台湾のIC産業生産額は9,954億台湾元(約3兆3,445億日本円)との予想で、昨年より20%成長する可能性もあると見込まれている。ファウンドリー(半導体の受託生産)およびメモリーの生産額はそれぞれ、前年比16.9%増の7,581億台湾元(約2兆5,477億日本円)、同31.2%増の2,373億台湾元(約7,975億日本円)に成長する見通し。ファウンドリーは過去最高を更新、メモリーは過去4番目の水準となる予測だ。