中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)は15日、韓国展示会産業協会(AKEI)と、見本市産業における国際交流と協力を強化する内容の協力覚書を交わした。双方を代表し、TAITRAの葉明水副秘書長と、AKEIの丁良煥副会長が署名した。
葉副秘書長は、台湾の2大国際会議・見本市同業組合の企業代表を率いて韓国を訪問、世界最大で最も権威ある業界の国際組織、世界見本市連盟(UFI)の第80回総会に出席。15日にソウルで開かれた「台湾国際見本市PR説明会」において、韓国のAKEIと覚書を締結した。
台韓の協力覚書締結式を執り行ったのち、葉副秘書長が説明会を行った。説明会では、情報通信技術(ICT)、自転車、機械、ファスナー、ヨットなど台湾が強みを持つ産業を主軸に、韓国の関連同業組合や業者に向け見本市を紹介した。さらに、経済部(日本の経済産業省に相当)国際貿易局が主催し、TAITRAが実施する台湾国際会議・見本市ナビゲーション計画(MEET TAIWAN)をPRした。
台湾と韓国との貿易総額は昨年、269億米ドルに達し、台湾にとり韓国は6番目の貿易パートナーとなっている。また、韓国は台湾の国際見本市に訪れるバイヤーの数が海外の国・地域のうち5番目に多い国となっている。