2024/12/27

Taiwan Today

経済

台湾映画、ナント三大陸映画祭にノミネート

2013/11/19
『窮人。榴槤。麻薬。偷渡客』(文化部サイトより)

台湾の映画監督、趙徳胤氏による『窮人。榴槤。麻薬。偷渡客』(Poor folk)がフランスのナント三大陸映画祭にノミネートされた。同作品は趙徳胤監督が最も得意とするインドシナ半島の難民がテーマ。台湾での生活に憧れて密航する若い女性と、スネークヘッド(密航斡旋犯罪集団)の間の物語を通じて、彼女の生まれ故郷、ミャンマーとタイ北部の国境一帯における華僑の貧しい暮らしぶりと小さな願いを描き出す。

第35回ナント三大陸映画祭は19日から26日まで開催され、コンペティション部門には台湾の他、タイ、韓国、日本、中国大陸などの9作品がノミネートされた。また、フランスの映画ファンに有名な台湾の映画監督の一人、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督の新作『郊遊』(Stray Dogs)も招待作品として上映される。

同映画祭は、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの映画及びドキュメンタリーを紹介し、映画芸術で大陸間の文化交流を促すことを目的としている。同映画祭は30数年の歴史を有し、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)、楊德昌(エドワード・ヤン)、蔡明亮、鴻鴻などの台湾の映画監督を発掘している。

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