経済部（日本の経産省に相当）技術処は21日、オランダ経済省と、第二期の「台湾・オランダイノベーション研究開発協力覚書」を交わした。双方はハイテクノロジーシステムと材料、ライフサイエンスと健康、グリーンエネルギーなどの分野における研究開発での協力を引き続いて推進する他、世界最大の国際的、かつ多分野に跨るEU（欧州連合）科学研究協力計画「Horizon 2020」に双方の企業を参与させていくことを約束した。
中華民国（台湾）とオランダは2011年に最初の「イノベーション研究開発協力覚書」を交わし、バイオテクノロジー、ハイテクノロジーシステムなど20項目の協力計画を次々と推進してきた。
オランダは昨年、科学分野の技官を台湾に派遣、常駐させるようになり、台湾の工業技術研究院もオランダのアイントホーフェン・サイエンスパークに推進オフィス（ITRI Netherlands Office）を設置、先ごろオランダ最大の研究機関・TNOと共同でアディテイブ・マニュファクチャリング（積層造形）国際開発連盟（Penrose Program）を立ち上げた。