馬英九総統は26日、「原発の安全が確立されなければ原子力発電はありえない」との見解を示した。最近2年間、政府は全力を上げて原子力発電所の安全予防対策を強化していた一方、「緊急事態における原発への処理手段」を講じた。すなわち原発が突如コントロールできなくなった場合、原子炉への注水により冷却し、原発の稼動をやめさせ、放射能の流出を回避すると述べた。
馬総統は同日午前、「第30回台日工程技術シンポジウム」に参加した日本代表団の川神雅秀団長や徳山喜政理事長ら学者・専門家の訪問を受けた際に上記の発言を行った。
同シンポジウムは24日(日)から29日(金)まで開催されており、台湾の基幹産業であるエネルギーや環境、金属・機械、電子・通信、鉄道・港湾、原発、防災など17組60議題について講演・討論が行われる。日本からは政府関係者、学者、技術者など60人あまりが参加する。