中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)の海外における60番目の拠点、「マニラ台湾貿易センター」が4日に開設された。東南アジア諸国連合(ASEAN)地域においては7ヶ所目の拠点となる。
TAITRAによると、同センターはフィリピン市場開拓の前哨基地としての機能を発揮し、より多くのバイヤーをフィリピンから台湾に招いて台湾製品を調達させることや、台湾製品の宣伝、台湾企業の販路拡大への支援を行っていく。
中華民国(台湾)の通関ベースでの統計によると、2012年の中華民国とフィリピン間の貿易総額は109億7631万米ドルで、2011年の93億7806万米ドルに比べて17.04%増加した。うち、中華民国の対フィリピン輸出は2011年の69億6416万米ドルから88億7631万米ドルへと27.46%増加した。
TAITRAは今年、海外拠点の増設に積極的で、クウェート、コルカタ(インド)、中国大陸の広州、青島、ヤンゴン(ミャンマー)、マニラ(フィリピン)の6海外拠点を開設。ASEAN地域では7ヶ所となっている。