世界貿易機関(WTO)の第9回公式閣僚会議に参加した中華民国の代表団は4日、途上国の貿易関連技術支援のため設立された、ドーハ開発アジェンダ・グローバル・トラスト・ファンド(DDAGTF)の技術支援計画のため、20万米ドルを寄付すると宣言した。WTO事務局はこれに対するプレスリリースを発表し、評価した。
プレスリリースの中でロベルト・アゼベド事務局長は、開発途上国のドーハ・ラウンド参加に対する中華民国の支持を歓迎し、開発途上国の通商交渉力の強化が、これらの国々と世界の経済統合を進めるのに貢献すると表明した。
DDAGTFは2002年に設立された。基金の主旨は、WTO会員国による技術支援計画への資金援助を奨励し、開発途上国と後発開発途上国がWTOへの参与を通じて貿易経済の発展促進を図るのを支援することで、米国、欧州連合(EU)、日本などが資金を拠出している。中華民国はWTO加盟以来、関連計画に寄付・支援を行い、国際社会に積極的に貢献し、開発途上国と後発開発途上国が多国間貿易の体系に融け込めるよう支援している。