アメリカのグーグル社が昨年4月に台湾で着工したクラウドデータセンターが完成し、落成式が11日に行われた。同センターの規模はアジア太平洋地域で最大。同社データセンターのバイスプレジデント、ジョー・カバ氏は式典の席上、台湾中部に位置する彰化浜海工業区での投資額を従来の3億米ドルから6億米ドルに拡大すると共に、最も効率の高い省エネルギー技術を導入すると明らかにした。
経済部(日本の経産省に相当)は同日、グーグル社と台湾の情報通信産業が緊密に提携していくことで、情報通信産業のクラウドコンピューティング技術に関する研究開発強化を促し、自主生産のクラウドソフト・ハードウェアのソリューションを生み出せるようにと期待した。
グーグル社は台湾が情報通信産業を発展させるための重要な戦略的パートナーで、台湾の情報通信大手と密接な協力関係にある。同部は今年11月、同社に対し、「2013年電子情報通信国際パートナー優良企業」の「ソフトウェア統合パートナー」、「多元的イノベーションパートナー」など重要な賞を贈っている。