2024/12/27

Taiwan Today

経済

今年11月までのクルーズ旅客が前年比64%増、基隆がトップ

2013/12/12
写真は今年6月、台中港に寄港した豪華客船。3000人あまりの旅客を先住民族の踊りで歓迎。(台中市政府サイトより)

今年11月末までに中華民国(台湾)の商港に寄港した国際航路(中国大陸、香港など含む)のクルーズは延べ363隻、旅客は延べ53万6000人で、前年同期比でクルーズ数は11.34%増、旅客数は同64.26%増えた。台湾北部・基隆港の旅客が延べ40万人近くで最多、次いで中部・台中港が延べ5万4000人。南部の高雄港と東部の花蓮港での旅客はそれぞれ延べ4万人あまりだった。また、不定期航路のクルーズの旅客は延べ28万6000人で、全体の52.83%を占めた。

来年の同クルーズは延べ412隻、旅客は延べ57万8000人と予想され、今年と比べてクルーズ数で13.4%、旅客数で7.7%の増加が見込まれている。

クルーズライン国際協会(Cruise Lines International Association:CLIA)の資料によると、アジアにおけるクルーズ市場の年間成長率は平均で8~9%に達し、世界平均の7%を上回る。また、アジアでクルーズを利用する人は5年ごとに延べ50万人程度成長。クルーズ市場の中心が欧米からアジアに移りつつあることを示しており、台湾海峡両岸のクルーズ経済圏がこの趨勢により成長、クルーズ産業の今後の発展が注目の的となっている。

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