「台湾工芸の家」の陶芸家、施宣宇氏、彫塑にも長けた陶芸家、朱芳毅氏、さらに国際的に有名な陶器の壺の作家、黄政道氏の3人はこのほど、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の国際陶芸アカデミー(International Academy of Ceramics:IAC)のアカデミー会員資格を正式に取得した。中華民国(台湾)にとって、台湾北部・新北市の鶯歌陶瓷博物館と中部・南投県の水里蛇窯陶芸文化パークの二つの団体会員、4人の個人会員に続いて、さらに個人会員が3人増えることになった。
ユネスコに属するIACは1952年に発足。会員は世界各地の陶芸家、評論家、コレクター、並びに美術館と博物館のキュレーターで、世界50あまりの国と地域の600人あまりとなっている。本部はスイスのジュネーブに設けられている。
IACは2年に一度、世界各地で会員総会や専門の学術刊行物及び芸術品の国際展覧会を開催し、各国の陶芸専門家や学者に展示や現代陶芸に関する議題を討論する機会を提供している。台湾は2018年のIAC会員総会の開催権を獲得済み。