文化部(日本の省レベルに相当)は9日午後、世界の劇場界で4年に一度のビッグイベント、「世界劇場設計展」(World Stage Design)が2017年6月に台湾で開催されると明らかにした。世界50余国の会員国のメンバーが参加する。中華民国(台湾)はカナダ、韓国、イギリスに続き、このイベントを開催する四つ目の会員国となる。
劇場芸術国際組織(OISTAT)はユネスコ(国連教育科学文化機関)の外郭団体で、世界の劇場デザイナーの美学と技術、文化交流を促すもの。2006年より、同組織の本部はオランダから台湾に移っている。
「世界劇場設計展」は4年に一度の開催で、劇場界のオリンピックと呼ばれている。イベント期間中、50あまりの会員国代表が出席すると共に、劇場のセット、照明、音響効果などで世界トップレベルの専門家がその技術を競い合う。台湾は2017年の「世界劇場設計展」の開催権争いで、他の立候補地を抑えて選ばれた。