2024/12/27

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第四原発貯水池の地質は安定、安全性に問題なし

2014/01/13
台湾電力は、建設中の第四原子力発電所の貯水池は発電所エリアの高地に設置されており、不安は無いと強調した。(台湾電力提供、行政院サイトより)

台湾電力株式会社(台電)は12日、台湾北部・新北市に建設中の第四原子力発電所の貯水池は発電所エリアの高地に設置されており、土地開発時に専門家の意見を取り入れて貯水池建設予定地とその上方の土石を取り除いたと説明した。除去した土石の重さは貯水池を満水とした状態の総重量より重く、このため、地盤が支えられなくなったり、液状化したりする不安は無いと強調。

台電によると、第四原発の貯水池は整地工事の段階で岩盤にぶつかったが、900万年前の造山運動の時期にすでに存在した風化部分は削り取り、コンクリートに置き換えた上で、上部に貯水池を建設した。この地層はもう地表に露出しておらず、今後風化現象は起きない。

また、土石の滑動を防ぐため、台電は貯水池上方の傾斜地を、安定した角度である14度に整地しており、開発時にも地すべりの形跡は無かった。このため、順層地すべりの恐れは無い。

さらに台電は同地区の地質安定分析を終えており、貯水池付近の地下水が地表まで上昇したとしても、滑動は発生しないことが証明されたとしている。

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