食品の安全管理を強化するため、行政院(内閣)、衛生福利部(日本の厚労省に相当)及び同部食品薬物管理署は食品衛生管理法の改正を推進している。同法改正で罰金及び刑罰を強化し、業者の自主管理、認証機関の検査、政府の抜き取り検査という三段階の品質管理の概念を取り入れると共に、食品安全保障基金を新たに設立する。
衛生福利部によると、改正後の食品衛生管理法では、罰金と刑罰が強化される他、食品業者が不当に取得した利益に応じて処罰をさらに重く出来るようになっている。また、三段階の品質管理メカニズムは問題のある食品の市場での流通を防ぐ。さらに、告発に対する保障と高額の賞金は、悪質な業者に対する内部告発を促す。
今回の食品衛生管理法改正案は、食品メーカーの管理と消費者保護など複数の面で全体的な強化をすることで、食品の安全管理機能を高めるものだという。