2024/12/27

Taiwan Today

経済

台湾は現時点で量的金融緩和の必要なし:中央銀行

2014/01/17
中央銀行は16日、五つの理由を挙げて、現在台湾では量的金融緩和政策(QE)を採る必要は無いと説明した。写真は中央銀行。(国立中山大学サイトより)

中央銀行は16日、現在台湾では量的金融緩和政策(QE)を採る必要は無いと説明。理由は、台湾では深刻なデフレが起きたことがなく、信用収縮(credit crunch)の現象もないこと。台湾の名目金利はゼロに接近していないこと。台湾のM2(マネーストック:現金通貨+国内銀行等に預けられた預金)は適度な成長を続けており、経済活動のニーズを満たすことが出来る他、銀行のリザーブも全般的に余裕があること。台湾経済の規模は小さく、台湾元は国際通貨ではないため、量的緩和を行ったところで台湾元の為替レートに明らかな影響を与えることは難しいこと。そして、台湾元の実質実効為替レートは依然として低く、輸出価格はまだ競争力を持っていること。

世界金融危機を経て、主要国家の金利はすでにゼロに近付いている。一部の国の中央銀行(米連邦準備制度理事会、日本銀行、イングランド銀行など)が大規模な資産購入計画、いわゆる「量的金融緩和政策」を実施している。

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