中央研究院の翁啓恵院長と、日本の宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration Agency:JAXA)の宇宙科学研究所(Institute of Space and Astronautical Science:ISAS)の常田佐久所長は17日、双方を代表して、ジオスペース探査衛星(ERG)協力計画についての「協力協議(協定)」調印式を行った。台湾が国際的に重要な宇宙研究機構と正式に協力計画を行うのは初めて。
同計画により、台湾の宇宙航空研究者はERGによる最新の観測データを得られるようになり、それを利用して地球の位置する宇宙環境に対する研究と分析を行うことで、地球周囲の物理現象を理解できるようになる。また、台湾の宇宙航空科学に関する最先端設備の製造における経験と能力が高められると共に、宇宙航空研究の分野における、より多くの国際協力の機会につながることが期待できる。