外国メディアの「The Richest」はこのほど、世界の医療ケアランキングで台湾をトップに選んだ。2位から10位は、スイス、中国大陸、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、日本、イタリア、キューバとなっている。理由は、低い医療支出にもかかわらず全国民をカバーしていること、健康保険のICカードにより関連の医療データが得られること、書類作業を減らした情報電子化システム、そして、高齢者や社会的弱者がみな補助を受けられること。
一方、「Discovery-HowStuffWorks」のウェブサイトでは世界で最も優れた医療ケア体制の上位10位を選出。台湾は5位で、ロシア、ブラジル、キューバ、中国大陸を下回ったものの、スイス、カナダ、イギリス、ドイツ、フランスを上回った。
さらに「Global Post」は、医療ケアがアメリカより優れている8ヶ国・地域を選出。台湾はフランス、香港、シンガポール、オーストラリア、日本に次いで6位。イスラエルやスペインを上回った。
また、「CNN」は15日、「台湾がその他の国より優れている10の事柄」（10 things Taiwan does better than anywhere else）というタイトルで、国民皆健康保険制度を台湾が誇りとするに足る10の事柄の一つと紹介した。
衛生福利部（日本の厚労省に相当）は、台湾が医療体制と健康保険の面で立派な成果をあげていることが、世界保健機関（WHO）に、台湾の正式加盟を認めさせることにつながるよう期待した。