中央研究院人文社会科学研究センターは先ごろ、地理情報システム(GIS)を運用しながら、台湾の各時期の地理情報を処理し、「台湾百年歴史地図システム」を開発した。
同研究院はこれを活用し、モバイルデバイス向けアプリ「台湾百年歴史地図APP」をこのほど発表した。現時点ではAndroid(バージョン2.2以降)OS(基本システム)搭載機器に対応する。ユーザーはスマートフォンやタブレット型パソコンを通じ、リアルタイムで位置情報を取得することで、さまざまな時期の地図と重ね合わせてみることができる。その位置の過去の地形や、かつて地上にあった建物などの物体の姿、人々が密集していた場所、土地利用情況なども知ることができ、モバイルデバイスを使った屋外教育や旅行などに適したアプリとなっている。