行政院(内閣)大陸委員会の王郁琦主任委員(閣僚レベルに相当)は代表団を率いて中国大陸を訪問、11日に中国大陸「国務院」台湾事務弁公室の張志軍主任(閣僚級)と会談を行った。台湾海峡両岸が過去65年で初めて行った公式の会談であることから世界のメディアが注目、これまでにアメリカ、日本、イギリス、ドイツ、シンガポール、カナダ、スペイン、メキシコなど重要な国々のメディアが報道しており、それらはいずれも前向きで会談を評価するものだった。
世界の主要メディアの多くは、今回の会談は1949年以降の両岸関係において最も重要な進展の一つと受け取っており、両岸双方において交流を担当する最高責任者が中華民国のかつての首都という特別な意義を持ち、さらには中華民国建国の父、孫文博士の陵墓のある中国大陸の南京市で会談したことには象徴としての大きな意味合いがあると報じた。
また、アメリカ、EU(欧州連合)など多くの国が歴史的な会談及び両岸が引き続き関係改善を進めることを歓迎する立場を示した。