2024/12/27

Taiwan Today

経済

TPP・RCEP加盟国と国交なくとも参与目指す

2014/02/20
馬総統は19日、TPPとRCEPの加盟メンバーと正式な国交を持たなくとも、参与は成し遂げられるとの考えを示した。(中央社)

馬英九総統は19日夜、2014年工商団体新春会に出席、あいさつで環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)と東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の加盟メンバーと正式な国交を持たないものの、「事在人為(事を成すは人に在り=努力次第で成敗が決まること)、有志竟成(志有れば竟に成る=志を堅持すれば必ず成し遂げられること)」であると述べた。

馬総統は、中国大陸と「台湾海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)」を交わす以前は、台湾の貿易額100米ドル当たりで得られる自由貿易協定(FTA)による税減免額は1米ドル未満であったが、昨年7月にニュージーランドとの経済協力協定「ANZTEC」、11月にシンガポールとの経済パートナーシップ協定「ASTEP」を結んだことで、この額は9.65米ドルに増加したと指摘。ただ、現時点では韓国やシンガポールにははるかに及ばないと述べた。

なお、日刊紙「経済日報」の20日付報道によれば、国家発展委員会の管中閔主任委員(大臣に相当)は19日、あるラジオ放送局のインタビューに対し、台湾は早ければTPP第2ラウンド交渉に参加することができる見込みもあると述べた。ただ、規制緩和や市場開放を速やかに進め、世界に誠意を伝える必要があるとの見方を示した。

TPPのメンバー12カ国と台湾の貿易額は、台湾の貿易額全体の34.4%を占め、RCEPメンバー16カ国との貿易額は同じく57%を占める。

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