中央銀行は20日付ニュースリリースで、外貨決済プラットフォームの機能を拡充するため、同プラットフォームで日本円とユーロの決済も取り扱うこととし、これら外貨の送金の効率を引き上げる方針を示した。同銀行は間もなく、日本円とユーロについて、それぞれ清算銀行となる銀行を1行ずつ選定する計画で、外国為替指定銀行に対し、日本円とユーロの清算引き受け銀行の許可申請を受け付けると20日付けで通達した。選定作業は6月中に完了するとしている。
選定作業は2段階に分ける。第1段階は、3月10日までに会計士が確認済みの直近四半期の財務報告と、日本円またはユーロ清算業務を担うに当たり有利である理由を説明する文書を提出する。第2段階は、上記の文書の審査ののち、中央銀行が条件的に優れた申請者に通知、期限内(暫定的に5月末を予定)に事業計画の提出を受け、2段階目の選定作業を行う。