内政部統計処(日本の総務省統計局に相当)の最新統計によると、2013年に帰化して中華民国の国籍を取得した人のうち、帰化前の国籍はベトナムが77.0%で最多だった。一方、中華民国の国籍を喪失し、他国の国籍を取得した人のうち、日本国籍を取得した人が最多で33.4%を占めた。次いで韓国30.7%、シンガポール18.5%と続いた。
昨年、帰化して中華民国の国籍を取得した人は5,004人で、うち女性が大多数の96.4%を占めた。帰化の理由は、「配偶者が中華民国籍だから」が94.3%と最も多かった。帰化前の国籍は、ベトナムが最多。次いでインドネシア、フィリピン、ミャンマー、タイ、マレーシア、カンボジア、シンガポールの順で、東南アジア国籍が計97.94%に上った。
なお、中華民国の国籍喪失者のうち日本国籍となった人は227人で最も多く、韓国209人、シンガポール126人だった。このほか、ドイツ、米国、インドネシアが比較的多く、自身で国籍喪失を希望した人が主だった。