文化部による北部流行音楽センターが昨年6月に着工されたのに続き、3日には台湾南部で敷地面積11.5ヘクタールに及ぶ、「海洋文化と流行音楽センター」の建設が正式に始まった。同センターは南部の高雄港の埠頭に位置し、港湾の特色と海洋文化を融合、5000人収容の大型コンサートホール、1万2000人収容の野外ステージ、ライブハウス6ヶ所、海洋文化展示館が計画されている。これらの施設は港を取り囲む形に配置され、全体ではクジラが回遊し、イルカが跳ねているようなイメージ。
江宜樺行政院長(首相)は、行政院は現在、「国家総動員」の方式で政府省庁をまとめ、文化クリエイティブ産業の発展を推進中だとし、200億台湾元(約671億日本円)を超える経費を投じる方針を示した。
流行音楽は台湾の文化クリエイティブ産業において最も重要なもの。流行音楽の生産額は2009年から2012年までの3年間で75.47%成長。平均で1年に20.61%の成長を遂げている。