アジア生産性機構(APO)が会員国を巡回する形で毎年行っている「エコプロダクツ国際展」(ECO-PRODUCTS INTERNATIONAL FAIR 2014)が13日から16日まで、台北世界貿易センター展示ホール1で開催されている。台湾での開催は初。今回は、同イベントがアジアで2004年に始まって以来、初めてB2B(企業間取引)、B2C(企業対消費者間取引)、B2G(企業対政府間取引)の性質を兼ね備えた形となっている。
開催期間中に行われる製品発表会は20回以上、15ヶ国からの大手企業など合計207社が参加しており、ブースの数も438個と、展示規模は過去最大。会場ではエコ家電、エコ衣料、低炭素生活用品、省エネルギー製品、グリーン建材、持続可能な公共インフラ、環境エネルギーなど多元的な製品や技術が紹介される。
世界貿易機関(WTO)の予測では、エコプロダクツの市場規模は年間で1兆4000億米ドル。台湾での開催は初めてであり、今回は資源の分別リサイクルで国際的にも高く評価される台湾の宗教団体・慈済基金会を招き、環境保護教育普及エリアを設置している。また、「EPIF2014国際グリーンクラシック賞」の選抜活動も実施する。「グリーンクラシック製品賞」、「グリーンクラシックサービス賞」、「グリーン革新賞」の三大賞が設けられており、アジアの企業48社から79件の作品が集まっている。