経済部（日本の経済産業省）は21日、米インテルおよびドイツのシーメンスと協力意向書を交わした。これは、台湾が昨年インテルと共催した、アジア太平洋経済協力（APEC）の「インテル・APEC起業チャレンジ（Intel APEC Challenge）」での協力に続くもの。
今回の協力により、今年は台湾とインテル、シーメンスの3者が共同で、8月6日と7日の2日間、「2014APEC起業チャレンジ」を台湾で開催する。会期中には20カ国以上の世界的なアクセラレーター、ベンチャーキャピタル、企業の経営陣などが台湾に招かれ、アクセラレーターが育成する起業チーム30組の約400人も参加。コンテストでは優秀6チームをアジア・太平洋地域の代表として選出、米国のシリコンバレーでインテルとシーメンスが開く世界大会に出場する。
8月7日のコンテストでは、アジア太平洋地域20カ国の起業チーム30組が一堂に集い、デモンストレーション方式で、起業の理念と背景を紹介する。優秀6チームはそれぞれ、インテルとシーメンスの賛助を受け、米シリコンバレーで米カリフォルニア大学バークレー校が開催する「インテル・グローバル・チャレンジ2014（Intel Global Challenge at UC Berkeley 2014）」と、シーメンスの「2014グローバル・シーメンス・ニュー・ベンチャーズフォーラム・イン・シリコンバレー（2014 Global Siemens New Ventures Forum in Silicon Valley）」といった世界的な起業コンテストに出場する。今年の出場者は、世界的なベンチャーキャピタルと交流できるほか、世界の起業家と実際に対面し、競い合いながら、起業に向けたアドバイスや起業資金の獲得、世界的な人脈作りなどにもつなげることができる。