総統府の李佳霏報道官は、依然として立法院(国会)が学生に占拠され、国会運営と政府政策に影響が出ていることに対して、馬英九総統がいかなる前提も設けないことを条件に、占拠を続ける学生団体の代表を総統府に招き、「台湾海峡両岸サービス貿易協議(協定)」について話し合うことを望んでいると明らかにした。馬総統は、学生側の意見に耳を傾け、現在の膠着状態を脱し、国会運営の正常化を目指したいという。
李報道官はまた、学生たちが23日の夜、行政院(日本の内閣府に相当)に突入し、激しい抗議活動を繰り広げたが、馬総統は依然として学生たちと意思疎通を図りたいとして、現在も占拠を続ける学生たちと、民主的かつ理性的な話し合いを望んでいると語った。
李報道官はさらに、総統と行政機関もさまざまな解決方法の模索に努めており、速やかに両岸サービス貿易協議に関する紛争を終わらせ、一日も早く国会を正常化し、国家の安定を望む国民の期待に応えたいと述べた。