2024/12/26

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経済

サービス貿易協議却下や再交渉は台湾の利益損なう:馬総統

2014/03/27
英「エコノミスト」紙のウェブサイトでは馬英九総統へのインタビューの動画を公開。(「エコノミスト」ウェブサイトより、中央社)

馬英九総統はこのほど、英国の「エコノミスト」紙のインタビューを受け、「台湾海峡両岸サービス貿易協議(協定)」が批准されなかったり、交渉やり直しになったりした場合は、大きな悪影響が出て台湾の利益を深刻に損なうことになると指摘、争いの解決には、当初のコンセンサスに立ち戻ることが最良の方法だとの見方を示した。

馬総統は、台湾では中国大陸との関係に関わる問題は多かれ少なかれ議論が起きるとし、それは、中国大陸とどのような関係の発展を望むのかについて、台湾の内部で大きなコンセンサスが出来ていないからだと説明。

今回の紛争について馬総統は、同協議の審査過程が全く公開されなかったという一部の誤解が原因だと指摘、実際には46の業界と110回にわたる話し合いを政府は実施し、立法院(国会)に対しても関連省庁が3度の報告を行っているが、反対派の人々は依然として同協議が台湾に深刻な危機をもたらすと考えていると述べた。馬総統はそして、同協議の審査に関する争いは、国会内部の折衝メカニズムを通して解決すべきで、そうすれば当初の構想に沿って進めることができるのではないかと話した。

また、中国大陸の指導者、習近平氏と対面するかどうかについて馬総統は、「常にオープンな態度でいる」と述べる一方、現時点で同問題に答えは無いとし、将来機会があるようなら適切な環境づくりに努めるとした。

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