世界経済フォーラム(WEF)が1日、「2014年世界貿易円滑度指数」(The Global Enabling Trade Index 2014)を発表。評価対象となった138の経済体のうち、台湾は24位で、2012年の前回調査に比べて5位順位を上げた。アジアにおいては、シンガポール(全体で1位)、香港(同2位)、ニュージーランド(同4位)、日本(同13位)、オーストラリア(同23位)に次いで6位だった。
この指数では、市場開放度、国境管理、運輸・通信インフラ、事業環境が四大項目。今年、中華民国(台湾)は総合ランキングで順位を5位上げたほか、三つの項目で進歩した。国境管理は13位順位を上げて18位に、インフラも4位順位を上げて15位、事業環境は4位上昇の18位となった。一方で、市場開放度の項目では20位ランクを落として121位に後退。主な原因は、台湾の企業が輸出する場合に直面する関税率が比較的高いこと。