財政部(日本の財務省に相当)が7日発表した、税関輸出入貿易資料によると、3月の台湾の対外貿易総額は、前年同月比4.6%増の535億6,000万米ドルに達した。うち輸出額は同2.0%増の277億6,000万米ドル、輸入は同7.5%増の258億米ドルで、輸出、輸入ともに3月としては過去最高を記録した。
1~3月の台湾の貿易総額は累計1,401億9,000万米ドルで、前年同期比0.3%減と微減だった。うち輸出は同1.0%増の733億3,000万米ドルの微増、輸入は同1.6%減の668億6,000万米ドルだった。貿易黒字は累計64億8,000万米ドルで、前年同期比39.3%増と大幅に成長した。
3月の輸出額を主要な仕向地別で見ると、中国大陸(香港含む)が前年同月比0.3%と微減したのを除けば、その他は米国、欧州、日本、東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国がそれぞれ、同10.3%、10.0%、7.8%、5.7%とすべて成長した。主な輸出品目別では、電子製品が同9.2%増、機械・交通運輸設備が11.6%増と大きく伸びた。光学機器は液晶デバイスが大幅減だったことを受け、同13.0%減少した。総合的に見ると、主力輸出品目の伸びは過去数カ月より良好だった。