馬英九総統は7日、世論調査によれば、多数の人が「両岸協議(協定)監督条例」が一日も早く制定されることに賛成しているとして、与野党がこの民意を理解した上で、最短で同条例案を立法院(国会)の委員会審査に送り、立法院長(国会議長)による与野党協議を通じて今会期内の立法を実現するよう呼びかけた。
馬総統は、「台湾海峡両岸サービス貿易協議(協定)」に反対する学生グループが3月18日に立法院の議場を占拠して以来、馬総統が学生代表との公開対話を呼びかけたこと、また、同協議を立法院内政委員会での条文ごとの審議に戻したこと、さらに行政院(内閣)が「両岸協議監督条例」草案を承認し、立法院に送っていることなど、政府は学生たちの要求に対して前向きな回答を続けてきたと説明した。
馬総統はそして、学生たちが議場を明け渡し、国会の正常な運営を回復させ、民生法案の審議を再開させると決めたことを評価、この決定は国民の絶対多数の期待に応えるものだと述べた。
また、行政院は、学生が立法院の議場からの退去を決めたことを評価すると共に、これら学生たちが今後、公共事務に参与する場合は合法的で理性的な方式をとることに期待した。