グローバル化の波に対応するため8日に開かれた「経済部(日本の経産省に相当)産業諮問委員会議」で、経済部は「産業レベルアップ及び変革行動方案(草案)」をまとめた。「従来型産業の革新」、「主力産業の強化」、「新興産業の育成」を主軸に、「製品レベルと価値の向上」、「完全な産業サプライチェーンの構築」、「システムソリューション能力の確立」、「新興産業発展の加速」の四大戦略と関連の具体的措置で、産業の付加価値率を2012年の20%から2020年には28%に引き上げる。
従来型産業は、「製品レベルと価値の向上」をその変革戦略とし、高付加価値化の研究開発や研究開発での提携、テストと認証の統合及び産業クラスターの優位性確立などの重点措置を通して、ハイエンドの製品の応用市場への進出を図る。
主力産業では、平面ディスプレイ、工作機械、石油化学などすでに成熟した産業について、「完全な産業サプライチェーンの構築」と「システムソリューション能力の確立」から着手し、基幹材料、設備、部品の生産能力を高めてサプライチェーンの切れ目を補う。同時に、工場やプロジェクト全体のシステムソリューションの強化と海外輸出の実績拡大で輸出の成長につなげる。
新興産業では、グローバル化の発展トレンドにあわせ、分野や産業を跨いだイノベーションを中心に、製造業の成長でサービス業の発展も促す。