江宜樺行政院長（左）は、すべての意見は民主のメカニズムを通して主張されるべきだと述べた。（中央社）
脱原発を主張する一部の人たちが最近、立法院（国会）周辺で過激な行動をとり、立法委員（国会議員）の出入りを制限したり、事前の通知無しで街頭での集会を行って交通をマヒさせ、通行者に迷惑をかけたりするなどしている。江宜樺行政院長（首相）は4月30日、民主化の過程においては、どのような意見も民主のメカニズムを通して主張されるべきであることを学ばなければならないとし、異なる意見を持つ人は過激な行為を控えることで、他人を尊重せず、公共の秩序を乱す状況を生まないようにと呼びかけた。
また、内政部（日本の省レベルに相当）の陳威仁部長（大臣）は同日、警察機関の対応では「合法的な行動、不法行為の取締り、暴力の制止」の原則を堅持し、法律を適切に執行することで、言論の自由と社会秩序のいずれにも十分な配慮をした行動を採ると述べた。
行政院の孫立群報道官は、政府は今年8月から9月に全国エネルギー会議を開催し、将来の電力供給の不安を払拭できるよう、共同で未来のエネルギー政策の突破口を探っていくと述べた。