中華民国対外貿易発展協会（TAITRA）がドイツのiF（インダストリアル・フォーラム・デザイン・ハノーファー）に委託して行っている、「台北国際コンピュータ見本市イノベイティブデザイン賞」（COMPUTEX d&i awards）は今年で7年目。今年は125社から288件の製品がエントリーした。参加企業数は前年比で21.8％増、エントリー件数は同13.4％増えた。台湾のエイスース（華碩電脳）は今年、17製品が賞を受け、単一の企業としてこれまでの最多受賞記録を更新した。
TAITRAによると、今年は台湾のメーカーの他、米国のクアルコム（Qualcomm）社が初めて参加するなど、海外からエントリーする割合が大幅に高まった。全ての受賞者リストは6月3日から7日まで台北市内で開かれる、「台北国際コンピュータ見本市」（COMPUTEX TAIPEI 2014）で発表される。また、受賞製品はいずれも、同見本市開催期間中、台北世界貿易センター南港展示ホールのブースI0407で展示される。
今年の「COMPUTEX d&i awards」での焦点は、身につけて持ち歩ける「ウェアラブル」製品や移動体通信、及びインターネットデバイス。クアルコム社開発のToqスマートウォッチは、電話、スケジュール、音楽プレイヤー、ソーシャルネットワークでのメッセージのやりとりなど、スマートフォンの多様な機能を備えている上、腕時計を通して使用者の日常の活動量をモニターするなど、科学技術と生活を緊密にリンクさせる。