台湾証券取引所(TWSE)と、店頭証券市場の証券櫃台売買中心(GTSM、グレタイ証券市場)は5日、台湾の証券市場の総合的な動向を判断する指標、「宝島株価指数(Formosa Stock Index)」のスタートを発表した。
証券取引所の李述徳董事長(会長)は、宝島株価指数は、台湾の証券市場全体を国際的なものとするマーケティングツールであり、債券の引き受け金融業者が、指数化金融商品を開発する際に、台湾の証券市場に主眼を置く国内外の投資家の多様な受動的投資のニーズに応えられるものとなると説明した。
グレタイ証券市場の呉寿山董事長は、アジア主要な証券市場は軒並み国際的な株式指数を公表しているが、こういった指数は多くが一部市場をグループ化した指数となっているため、市場横断的で全体を包括する指数である「宝島株価指数」は、世界でも初の試みであると言えると述べた。