2024/12/27

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経済

伝統とモダン、台湾デザイナーの作品がパリD'DAYSに

2014/05/08
フランス・パリのデザイン界の春の一大イベント、19日から25日に開かれる「D'Days」(デザイナーズ・デーズ)で、台湾のデザイナーと工芸作家15人の作品が展示される。写真は呉孝儒さんと李存仁さんの作品で、屋台などで使われる使い捨ての食器をモチーフに作られた陶器。(国立台湾工芸研究発展センターサイトより)

フランス・パリのデザイン界の春の一大イベント、19日から25日に開かれる「D'Days」(デザイナーズ・デーズ)で、台湾のデザイナーと工芸作家15人の作品が展示される。フランスのHand in Handデザイン協会と国立台湾工芸研究発展センターの協力で行われるもの。

Hand in Handは、米パーソンズ美術大学パリ分校の教師、パトリシオ・サルミエントさんが2010年に創設したデザインのためのプラットフォーム。フランスのデザイナーや工芸作家と、国立台湾工芸研究発展センターが推薦する台湾の工芸作家やデザイナーが協力し、伝統的な手工芸の保存、発掘、イノベーションを通じ、伝統工芸を守りつつ創作活動を行う。同時に、台湾とフランスのアーティストが、交流の中からモダンで多様な文化的要素を豊かに備えた作品の創作を支援する。

また、フランスのセレクトショップ、merciはこの「D'Days」の会期中、台湾のために「台湾シックバザール」コーナーを設ける。同社が「Taiwan Design Tigers」という題で発表したニュースリリースでは、台湾の新進のデザイナーや工芸作家たちが、伝統の中に新しさを見い出し、素晴らしい作品を生み出していると紹介。呉孝儒さんを例に、台湾の屋台などでよくみられるプラスチックの椅子と肘掛け椅子の背もたれを組み合わせ、プラスチックの新しい椅子を創り上げたと説明、台湾のアーティストが伝統を出発点に、日常の生活用品のデザインに新しい創意とアイディアを加えて実用的なものとしていると賞賛している。

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