経済部(日本の経済産業省に相当)は14日、台湾北部の台北市内で「中小企業ビジネスチャンス・マッチング・トレイン」の始動式と、「新製品発表マッチング商談会」を開催した。
同部によると、業界横断的な協力を通じ、国境を越えた商機の開拓を目指す。今年のマッチング・トレインは、台湾と日本のリソースをまとめ、機関同士の横のつながりを通じ、長期的な国際ビジネスチャンス開拓協力ネットワークを確立すると同時に、「中小企業ビジネスチャンス・マッチング統合サービスネットワーク」を整備し、24時間いつでも海外・国内の製品や技術の展示、およびビジネスチャンス・マッチングなどのサービスを提供、台湾企業の国際協力チャンスの開拓を積極的に支援する。
卓士昭・経済部次長(経産省事務次官に相当)は、台湾には中小企業約130万社があり、企業全体の97.67%を占め、就業人口は全体の78%を占めると指摘。「中小企業ビジネスチャンス・マッチング・トレイン」は2007年からスタート、これまでイベント108回を開催し、参加企業数は4,563社、企業間の協力を促進する商談は3万回以上開催、資金および技術の協力案件は約3,490件、協力による商機は27億台湾元(約91億2,980万日本円)を超えた。