外交部(日本の外務省に相当)の林永楽部長(大臣)は18日午前、駐台北ベトナム経済文化弁事処(駐中華民国ベトナム大使館に相当)の裴仲雲(Bui Trong Van、ブイ・チョン・ヴァン)代表(同ベトナム大使)を呼び、今月13日以来、ベトナムの一部の人たちの暴力行為によって、現地の台湾系企業の安全が脅かされ、財産の面でも深刻な被害が出ていることについて、中華民国政府が暴力を厳しく非難し、事態に強い関心を寄せるという立場を重ねて伝えた。林外交部長が裴仲雲氏を呼ぶのは四度目。
外交部は、ベトナム政府に対して、責任ある態度と具体的な行動で謝罪、犯罪者の処罰、賠償を行うよう要求。これらの要求に対し、ベトナム政府は明確かつ前向きな回答を行った。
また、林外交部長はベトナム政府に対し、台湾系企業関係者と華僑の身の安全を確実に保障すること、台湾系企業の財産面での損失について迅速に賠償すること、台湾系企業関係者と華僑の合法的な権益を全力で守ること、台湾系企業のベトナムでの投資に関する信頼を積極的に取り戻すこと、の四つを要求した。