2024/12/27

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政治

両岸政策はチャンス極大化・リスク極小化に努力=馬総統

2014/05/21
馬総統(前列左から4人目)は、両岸関係政策では一貫してチャンスの極大化とリスクの極小化に取り組んできたと表明。また、若者にとって切実な問題に関する提言を歓迎し、重要な公共政策についても若者の観点から意見を期待すると述べた。(中央社)

馬英九総統は20日、台湾中部、台中市の私立中国医薬大学で、総統就任6周年記者会見に出席、「青年の心の声に耳を傾け、世代間の公正を実現しよう」とのテーマで演説した。馬総統は、先ごろの学生運動は、台湾海峡両岸関係に対する一部の若者の懸念を反映したものではあるが、中国大陸は世界第2の経済体であり、韓国や日本、シンガポール、台湾にとって最大の貿易パートナーであるため、われわれはこれを看過したり無視したりすることはできないとの見方を示した。馬総統はまた、政府が取り組んでいるのは、チャンスの極大化とリスクの極小化を追求することであり、過去6年間の両岸政策は一貫してバランスを取りつつ慎重さを保つことに努めてきたと述べた。

こういった若者の焦燥感に対して馬総統は、「教育現場と実社会のギャップを全力で改善する」、「若者の起業を積極的に促進する」、「住環境の格差是正を加速する」、「自由貿易に前向きに臨む」、「若者が国の将来に関心を寄せることを奨励する」の5項目に取り組むことで応えたいと述べた。

さらに馬総統は、行政院(内閣)の江宜樺院長(首相)に対し、若年層の問題について専門知識や見識を持ち、改革に前向きな人物を顧問に招き、院内に「青年顧問団」を設置するよう支持したと表明。教育や住環境、求職、起業、結婚、育児、国際交流、ボランティアサービスなど若者が最も切実に感じる問題について、提言を歓迎し、またその他重要な公共政策の策定に当たっても若者の観点から意見の提供を期待すると述べた。

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