台湾北部の台北都市交通システム(MRT)の車内で21日、無差別殺傷事件が起きたことを受け、行政院(内閣)は直ちに内政部(日本の省レベル)警政署に対し、容疑者の犯行動機を調べるよう指示したとともに、衛生福利部(日本の厚生労働省に相当)に対し負傷者の治療に全力で当たるべく医療機関に通知するよう求めた。
行政院はまた、内政部や交通部(日本の国土交通省に相当)に対し、公共交通機関の安全強化を指示し、同様の事件が二度と発生しないよう、多くの市民が利用する公共施設や、人が多く集まる場所などの安全確保に取り組むと同時に、犯罪の防止と対策を強化するよう求めた。