半導体の知的所有権(IP)の世界的なベンダー、英ARM社は2日、台湾に中央演算処理装置(CPU)設計センターを設立すると発表した。ARMにとって、英国、米国、フランスに次ぐ世界4カ所目、アジア地域では初めてのCPU設計センターとなる。
経済部(日本の経済産業省に相当)はこれについて、ARMが将来的に、台湾の地元のサプライチェーンや技術提携パートナーとともに、さまざまな分野での協力を強化できるとの期待を示した。なお、同部工業局は2012年から財団法人資訊工業策進会(III、トリプルアイ)を通じてインテリジェント・エレクトロニクス研究所(Intelligent Electronics Institute、IEI)計画を実施、ARMと共同で人材育成プラットフォームを確立するとともに、ARMと長期戦略提携取決めを交わし、認証や人材育成をともに進めている。